【2023年最新版！】Amazon(FBA)･Yahoo!(ヤマト)･楽天(RSL)の各社料金比較と使用の徹底解説

Amazon・Yahoo!・楽天の各社それぞれ、物流アウトソーシングサービスがあり、物流関連業務を全て代行してくれます。

直近、Yahoo!においてヤマトとの業務提携が発表されたことからも各社での料金については皆さん注目されているかと思いますので、メリット・具体的な費用等を解説していきたいと思います。

各社配送サービスの特徴

Amazon(FBA)の特徴

物流業務「入荷・保管・出荷・配送」およびカスタマーサポートの全てを、Amazonが代行します(フルフィルメント by Amazon、略してFBA)。

注文が入ると、Amazonの物流倉庫より直接発送され、プライム会員には基本的には翌日または翌々日には商品をお届けできます。カスタマーサポートも含まれており、安心と信頼の配送サービスです。

Amazonの出店店舗様においては、注文の多さから顧客対応を1つ1つできない場合もあることから、FBAを利用している場合には、スピーディーな出荷と顧客対応全てを代行できます。

Point

• プライム配送（翌日配達）対応
• 365日の出荷対応（土日祝、年末年始問わず）

保管場所（倉庫）について

2021/3/30現在、32か所の保管場所があり、基本的には関東圏が中心となっています。

• 北海道地方 　　　　： 0か所
• 東北地方　　　　　： 0か所
• 関東地方　　　　　：21か所
• 中部地方　　　　　：2か所
• 関西地方 　　　　　：8か所　
• 中国地方 　　　　　： 0か所
• 四国地方 　　　　　： 0か所
• 九州地方・沖縄地方 ： 1か所

参考：配送・経路指定要件

Yahoo!(ヤマトフルフィルメントサービス)の特徴

物流業務「入荷・保管・出荷・配送」およびカスタマーサポートの全てを、ヤマト運輸が代行します(フルフィルメント by ヤマト、略してFBYとします　(笑)　)。

私も実際に申し込みを行い、利用できる状態になりましたが、何と言っても後ほど比較を行いますが、配送料金がダントツ安い(Yahoo!内限定)です。

また、Yahoo! ショッピング以外のモールにおいても、配送料金は安く、利用しないセラーはいないのでは？と思うくらいのサービスです。

Amazonと異なり、カスタマーサポートはなく、また、配送は全てヤマト運輸なため、安心して商品を受け取ることができます。

Point

• 配送料金がダントツ安い
• 配送業者がヤマト運輸である（お客様からもヤマト運輸が安心できるの声多いため）
• 危険物が納品できない（香水系やスプレー等）

保管場所（倉庫）について

商品の保管先について、まだすべてが分かっておりませんが、私が申し込みをしましたところ、メールにて以下となった旨の連絡が来ました。

〒567-0084
℡ 070-2460-5258
大阪府茨木市彩都あかね１番　MFLP2階　北側
ヤマト運輸㈱　茨木第2ロジセンター内 

また、2021/3/30現在で48か所の事業所がありますが、その全てをフルフィルメントサービスで使うかどうかは分かりません それぞれの地域や想定物量に合わせて、保管先が1つに決まるものと思います。

参考：ヤマトロジスティクス　事業所一覧

楽天(RSL)の特徴

物流業務「入荷・保管・出荷・配送」の全てを、楽天が代行します(楽天スーパーロジスティクス、略してRSL。個人的にはFBRとかでも良かったですが)。

楽天市場の出店店舗様においては、セール時に注文が集中すると配送遅延が発生してしまう可能性がある方も珍しくないと思いますが、楽天スーパーロジスティクスを利用している場合には、スピーディーな出荷ができます。

Point

• あす楽（翌日配達）対応
• 365日の出荷対応（土日祝、年末年始問わず）
• 危険物が納品できない

保管場所（倉庫について）

私も申し込みを行い、利用しておりますが、私は「RFC習志野」になりました。

自身の地域で一番近いところが選ばれやすいのだと思いますが、基本的に倉庫自体が関東（千葉）にあることからも、関東の人には優しい（倉庫までの配送料を考えて）形になっています。

参考：RSL 拠点案内

各社のサービス・コスト比較

サービス比較

各社におけるサービスの内容比較を、利用観点から見て重要度の高いと考える3点で比較し、

その優劣を「〇」「△」「×」の3段階で評価しました。

1. 配送品質
2. サポート
3. コスト

それぞれの理由については、以下に記載します。

配送品質について

Amazon、Yahoo、楽天の全てにおいて、翌日配達が可能であることからお届けに関する品質は問題無いと判断しています。（〇）

しかしながら、Amazonは配送を自社且つ個人事業主に外注しており、そのクレームや不安の声がSNSでよく見受けられることから「△」としました。

サポートについて

AmazonにはYahoo、楽天と比較したときに、カスタマーサポートまで行ってくれます。

利用観点から考えたときに、このサポートは業務量を減らすことを考えたときに非常に大きいものであることから、Amazonが「〇」、Yahooは不明なため「×」、楽天はRSLのオペレーションや調査サポートだけであることから「△」としています。

コストについて

各社のコストを以下の観点で比較します。

• 自モール注文時の発送コスト
• 他モール注文時の発送コスト
• 商品保管料

なお、先に結論を記載しますが、以下となります。

自モール注文発送時のコスト

Amazon・Yahoo・楽天において、各モールでの注文があった場合での送料比較は以下となります。（※全て税込みで計算して表示しています

全てのサイズの商品において、配送料はFBYが最も安いです。

また、120サイズを除き基本的な関係は、FBY > FBA > RSL　となります。

他モール注文発送時のコスト

Amazon・Yahoo・楽天において、他モールでの注文に対する商品の送料比較は以下となります。（※全て税込みで計算して表示しています

また、FBAにおいては翌日配送できるよう、お急ぎ便を前提としています。

自モール注文発送時のコストとは異なり、メール便～100サイズまでは「RSL」が一番安いです。

それ以降に関しては、先ほどと多少異なり、FBY > RSL > FBA となります。

RSLは他モール配送においても自モールでの配送と料金が変わらないため（RSL担当と電話で確認しました）、その点はやや良いです。

自身の経験からも基本的に、100サイズくらいまでの商品がほとんどであることから、他モールの配送観点ではRSLが優れています。

商品保管手数料について

各倉庫に商品を1カ月保管した場合に掛かる費用を表にしてまとめました。

*1:1月～9月は5.16、10月～12月は9.17。大型はそれぞれ4.37と7.76

1カ月の保管料だけで比較した場合、ここでは基本的にFBAが安く、

時期にもよりますが FBY が安い場合もあります。

FBAに関しては長期保管手数料もあることから、基本的に早く売れる商品を除き、保管手数料の観点では高いと言えます。

そのため、コストの観点ではFBAが「〇」・FBYが「△」・RSLが「×」としました。

FBA・FBY・RSLはどのように使うべきか？

Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天でネット販売をしている私の個人的な結論ですが、

Amazonを中心とした販売をしている人はFBA。

但し、併売する可能性があるような商品やAmazonを中心としない人に関してはFBYを使う。

（RSLは100-120サイズ専用でもいいレベル）

結局、Amazonが一番売れるモールであることは間違いないです。

そのため、Amazon中心の人については自己配プライムと比べて、カートの取得容易性・手続きの容易さ（納品が簡単）を考えてもFBA一択です。

FBYはまだ納品したことないですが、RSLは納品に掛かる手続き（ 12時までに～、14時までに～と、時間の制約 ）がFBAと比べて非常に面倒です。

コストや利用の手間を考えたらそれだけでRSLを使う気になれません。

あす楽であればFBAのマルチチャネルやFBYで十分対応可能です。

皆さんも気になる内容や取り上げて欲しい内容があれば是非コメント下さい。